24/7~キミを想う~【完結】
「ユーヤ……本当にごめんね。あたし……」
「気にしないでください。先輩も無事だったし、バッグも戻ってきたし。先輩が謝ることありませんよ」
「でもユーヤの誕生日……」
「だーかーら、気にしないでください」
「……うん。でも欲しいものとかない?誕生日には渡せなかったけど……」
「ないですよ。何も……欲しいものはないです」
ユーヤはそう言うと、スッと立ち上がった。
そして、伏し目がちにこう言った。