24/7~キミを想う~【完結】

「先輩はどんなのが好きですか?」


「あたし?ん~シンプルなのがいいかも」


ユーヤの質問を深く考えずに言うと、ユーヤは目を細めショーウィンドウの中で光り輝いているジュエリーを食い入るように見つめた。


「何かお探しですか?」


そんなユーヤに気付いた店員はすぐさまこちらに近付き声を掛けてきた。


「彼女にプレゼントしたいんですよ。でも迷ってて」


「そうでしたか。ご予算などはございますか?」


「あー、どうしようかな……」


「ちょっと!ユーヤ!」


店員と勝手になにやら決め始めたユーヤの腕を慌てて掴む。
< 309 / 439 >

この作品をシェア

pagetop