24/7~キミを想う~【完結】
どうして急にあたしにプレゼントなんて買おうと思ったんだろう。
プレゼントを渡さなきゃいけないのはあたしのほうなのに。
「文字入れるのに時間かかるみたいです。その間、休憩がてらなにか飲みませんか?」
会計を終えたユーヤは戻ってくるなりあたしの手を握った。
「それはいいけど……」
「あ、そうそう。ネックレスペアにしたんですよー」
「へ?」
「先輩と僕のネックレスを合わせると、一つになるんです」
嬉しそうにそう言って笑うユーヤにあたしは複雑な気持ちになった。