24/7~キミを想う~【完結】
喫茶店に入り、飲み物を飲み終えた頃ネックレスの仕上がり時間になりあたし達は再び3階のフロアに向かった。
「お待たせいたしました」
営業スマイルの店員から紙袋を受け取ると、思わず笑みが漏れた。
彼氏とお揃いのネックレスを付けるのは初めてのことではない。
でも、ユーヤとお揃いのネックレスを付けられると思うだけで小躍りしそうなほど嬉しかった。
それほどまでに、あたしはユーヤを愛していた。
もうユーヤがいない生活なんて考えられない。
「うち来ますか?」
「……うん!」
あたしとユーヤは互いの指を絡ませ合い、ピッタリと寄り添いながらアパートを目指し歩き出した。