24/7~キミを想う~【完結】
「お邪魔します」
ユーヤの家に来たのは、誕生日以来だ。
家に入りベッドの横に腰を下ろすと、ユーヤはグラスを二つ手にして部屋に戻ってきた。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
テーブルの上に置かれたオレンジジュースを口に含みながらチラッとユーヤを見る。
最近二人でいる時間は少なかったし、密室に二人だけでいると少しだけ緊張する。
「ねぇ、ユーヤ?」
「何ですか?」
ベッドに腰掛けていたユーヤに遠慮がちに話しかけると、ユーヤは首を傾げた。