24/7~キミを想う~【完結】
学校に来てくれと言った覚えはない。


むしろ来られるのは迷惑だった。


でも、陽の言うとおりあたしに会うために学校まで来てくれたのは事実で。


「ごめんね……。あたしが全部悪かったの。許して?」


謝れば全て解決する。


もうあたしにプライドはなくなってしまったのかもしれない。


どんなに理不尽な理由で罵られようとも謝れば解放される。


あたしは謝罪という大きな武器を手に入れていた。
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