24/7~キミを想う~【完結】
「二度と俺を怒らせるな」

「……ごめんなさい」


もう一度謝ると陽はさっきまでとは別人のように優しく微笑み、あたしの体に腕をまわした。


「もういい。俺も少し言い過ぎた」


陽はあたしが素直に言うことを聞くと決まって優しくなる。


でも飴と鞭を使い分けているようには思えない。


全ては陽の気分次第。


「陽のせいじゃないよ……。全部あたしのせいだから……」


「アリサ……」


耳元でそう囁くと陽はあたしをフローリングの冷たい床に押し倒し上から覆いかぶさってきた。
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