24/7~キミを想う~【完結】
「先輩、さようなら」
ユーヤのその言葉は、別れを意味していたんだろう。
曖昧なまま終わったあたし達の関係に、ユーヤは終止符を打った。
でも、あたしのユーヤへの想いは終わってなどいない。
無理して終わらせる必要なんてないんだ。
ユーヤと寄りを戻せなくてもいい。
隣にいられなくてもいい。
ただ、ユーヤの空気を感じられる場所にいたい。
ねぇ……ユーヤ?
勝手に想っているのは、あたしの自由だよね?
いつか時間が経ち、ユーヤを忘れられる日が来るまで
あたしはずっと君を想っているよ。