24/7~キミを想う~【完結】
第二章
悩み
「先輩は卒業したら進学するんですか?それとも就職ですか?」
「分かんない。何にも考えてないし、考えたくない」
「そんなことも言ってられないじゃないですか。先輩もう高3だし」
「いちいちあたしに口出ししてこないでよ」
あたしは隣にいるユーヤを睨み付け口をへの字にした。
『今日は保健室のベッドがいっぱいなのよ。具合が悪いのなら早退してもらえるかしら?』
午前中、体調が優れず保健室に行くと保健医に申し訳なさそうな顔でそう言われた。
帰るのもダルく、昼休み明け普段使われていない屋上にやってくると、そこには運が悪いことにユーヤがいた。