24/7~キミを想う~【完結】

「や……めて。やめてよ!」


ユーヤの顔はみるみるうちに赤く腫れあがる。


それでも、何度殴られても陽に向かっていく。


これ以上喧嘩を続けさせてはいけない。


頭の中で警報が鳴り響き、とっさにユーヤと陽の間に割って入る。


「もうやめ……て!」


そう叫んだ時、目の前で陽が腕を想い切り振りかざした。


殴られる。


瞬時に察し、ギュッと目を瞑ると「危ない!」その声と同時にあたしは背中をドンっと押された。
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