24/7~キミを想う~【完結】
「アリサ……痩せた?ご飯ちゃんと食べてる?」
「ん……少しは……」
そう答えてみたけれど、明らかに体の線が細くなったのを自分自身が一番分かっていた。
あの日以来、まともに眠れぬ夜が続いている。
食事もほとんど喉を通らず、食べても味を楽しむ余裕なんてない。
ただユーヤのことが気がかりで。
「いつ目を覚ますか、断言はできません」
そんな主治医の言葉通り、ユーヤは目を瞑ったままベッドに横になっているだけだった。