24/7~キミを想う~【完結】
「ユーヤ……早く目を覚ますといいね……」
「……うん」
「でも大丈夫だよ。ユーヤなら絶対に大丈夫だから」
ユーヤが病院に運ばれた日、あたしはすぐにアヤに連絡を取った。
うろたえているあたしにアヤは「ユーヤは大丈夫だよ」そう言い切った。
その言葉がとても心強かった。
その言葉を信じたかった。
「アヤ……本当にありがとう……」
思わず目頭が熱くなり唇を噛み締めると、アヤは「泣いてもいいんだよ?」そう言ってあたしの背中を撫でた。
その瞬間、涙腺が崩壊しあたしは休憩室で声を上げて泣いた。