24/7~キミを想う~【完結】
泣いて泣いて。
涙も枯れ果てるまで泣き続けて。
でも、あたしがどんなに泣いたからといってユーヤの意識が回復することはなくて。
分かっているのに、あたしは一生分と思えるほどの涙を零した。
毎日毎日泣いてばかり。
クヨクヨするような性格じゃなかったのに。
第一志望校の合格の通知が来ても、あたしは何も感じなかった。
嬉しいより悲しい。
寂しいより辛い。
この時のあたしは、先の見えない暗闇の中に一人で残されたような気になっていた。