24/7~キミを想う~【完結】

「あたし達さ、いつも屋上で一緒にお弁当食べたよね?ユーヤが美味しいって言ってくれると嬉しかったなぁ」


屋上で「妊娠したかも」と告げると、ユーヤは自分のことのように喜んでくれた。


その父親が陽だということも、ユーヤは初めから知っていたんだね。


想像妊娠っていうお粗末な結果だったけど、ユーヤは本気で心配してくれていたね。


妊娠検査薬を買いに行ったり、産婦人科の待合室で妊婦さんに交じって平然と待っていたり。


それも全部あたしの為だったのかな?


自惚れかもしれないけど、そう思ってしまうんだ。


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