24/7~キミを想う~【完結】
「ねぇ、そろそろ起きてよ……?寝すぎだってば」
唇が震えてうまく言葉にならない。
その代わりに頬に涙が伝った。
「目が覚める保証はありません」
主治医は表情を固くしてそう言っていた。
その言葉をどうしても信じられなくて。
目の前で気持ちよさそうに眠るユーヤ。
今は少しだけ休んでいるだけ。
疲れていた体を癒しているだけ。
永遠にこのままなはずない。
でも、最悪の事態を考えると夜も眠れないほどに苦しくなる。