24/7~キミを想う~【完結】
「別れてから、思い知った。アリサがいない生活がどんなに辛いかって」
「……ん」
「アリサが泣いてる時、何もできない自分が情けなかった」
「……ん」
ユーヤはあたしの涙を拭いながら、優しい口調で話続けた。
別れてからユーヤがどんな気持ちでいたか。
切ない、悲しい、辛い。
ユーヤとあたしの気持ちは同じだった。
ユーヤは自分の気持ちを全て話し終えると、あたしの腕をグイッと引っ張った。