24/7~キミを想う~【完結】

「陽!やめて!!痛いよ!!」


髪を掴まれたままリビングまで引きずられ、そのままあたしは床に放り投げられた。


フローリングの上で芋虫のように体を丸める。


そんなあたしに容赦なく陽の爪先が飛んでくる。


「そんなに俺と別れたいのか……?」


「ごめんなさい……。ごめんなさい……」


頭を両手で抱え込み陽の蹴りに耐える続けていると、陽はピタリと動きを止めた。

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