24/7~キミを想う~【完結】
『すぐ行きます。待っててください』
ユーヤはその言葉通りすぐにアパートの近くにある小さな公園に現れた。
「……――先輩!何があったんですか?」
額に汗をかき呼吸の乱れたユーヤ。
慌ててこの場所まできてくれたんだろう。
そう考えると胸が苦しくなり目頭が熱くなった。
「突然ごめん。なんかあんたの声聞きたくなっちゃってさ」
「誤魔化さないでちゃんと話してください」
「彼とね、別れることにしたの」
絞り出すような声でそう言うとユーヤの表情が一変した。