24/7~キミを想う~【完結】

10分足らずで帰ってきたユーヤはあたしに検査キッドを差し出した。


「場所は選んでいられません。公衆トイレで検査しましょう」


「でも……」


「いいから、早く」


今まで見たことがないくらいに鬼気迫る様子のユーヤにあたしは頷き公衆トイレに入った。


キットの小さな窓に線がでれば陽性。


でなければ陰性。


そしてすぐに結果は出た。
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