24/7~キミを想う~【完結】

決意の日


「想像妊娠ですか……?」

「えぇ。検査結果は陰性だし…まれに妊娠したと思い込んで月経が止まったりつわりが起こる人もいるのよ」


あたしは翌日、隣町の産婦人科に足を運んだ。


40代半ばの女医はカルテとあたしの顔を見比べながら小さく息を吐いた。


「あなたまだ高校生よね?今回は妊娠していなかったらよかったものの……。責任が持てるようになるまできちんと避妊しなさいね」

「……はい。すみません」

「彼にもきちんと今日の話はしなさい。赤ちゃんはあなただけではできないの。赤ちゃんを授かるにはきちんとした心構えが必要なのよ」


「……これからは気をつけます」


あたしは女医と看護師に小さく頭を下げ診察室の扉に手をかけた。
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