24/7~キミを想う~【完結】

「先輩の顔面白かったなぁ。会計の時に財布忘れことに気付いたり、十円足りなかったりした時ってみんな同じリアクションとりますよね」


産婦人科の外に出るとユーヤは大きく背伸びをしながらクスクスと笑った。


「あたしユーヤにお金払ってもらうつもりじゃ……」

全く無関係のユーヤに検査料を払ってもらう義理はない。


一刻も早く返したいのにあたしの財布の中には千円札が5枚だけしか入っていなかった。

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