24/7~キミを想う~【完結】
「別にいいですよ。その代り今度駅前にできたアイスクリーム屋さんのアイス奢ってくださいね?」
「アイスなんて500円くらいでしょ……?」
「違いますよ。トリプルだと600円です」
何故かそう自慢げに鼻を鳴らすとユーヤはニッと笑った。
「約束ですよ?」
「分かった。でもお金はちゃんと返すから。少し遅れるかもしれないけど……絶対に」
「お金なんていいですよ。僕は先輩と一緒にいられるだけでいいんです」
目をキラキラと輝かせそう言ったユーヤに胸が痛いくらいに締め付けられた。