24/7~キミを想う~【完結】
「……何か用?」


ユーヤから離れ、口に手を当て小声で話す。


「今日一万必要になったんだよ。今からもってこいよ?」


「そんな……今すぐなんて無理だよ」


昨日の今日にも関わらず陽はあたしにお金をせびり始めた。


「いくらなら出せるんだよ」


「いくらならって……まだお金用意できてないよ……」


手切れ金を陽に渡す約束はしたけれど期限はないはず。


でも陽にはそんな言い訳など通用しなかった。

< 75 / 439 >

この作品をシェア

pagetop