24/7~キミを想う~【完結】

その時一瞬だけ、玄関先に置かれていた女物の靴が目に入った。


「ちょっと待って。誰かいるの?」


「何で?」


「女の人の靴が……」


「お前には関係ないだろ」


そう言うなり陽はキッと目を吊り上げ玄関の扉を勢いよく閉めた。

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