24/7~キミを想う~【完結】

以前から、女の影があることに薄々気付いていた。


家に遊びに行くと女物の化粧品がテーブルの上に置いてあったり、自分のものではない香水の匂いがシーツについていた時もあった。

でも陽に女遊びをする金銭的な余裕はないはず。


そうなると嫌でも分かってしまう。


あたしが貸していたお金や今渡した一万がその女とのデート代に当てられてしまうと。


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