24/7~キミを想う~【完結】

二階を見上げその声の主を目で追う。 


「今日はなんか旨いもんでも奢るよ」


「本当?嬉しい!」


腕を絡ませ階段を降りてきた男女はあたしに気付き、互いの顔を見合わせた。


「何で……?」


あたしは震える体を両腕で押さえそう呟いた。 

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