秘密な契約と掟破りな愛【最終章】
二重人格なライバル
「今日、帰りお店まで迎えに行くから連絡頂戴ね?」
「嫌いい。電車で帰るから」
「どうしてよ?明日は幼稚園も休みだから少しぐらい夜更かししてもいいの。ちょっとしたドライブよ」
「…そうか。なら頼むな。また連絡する」
慎矢さんは私の唇へとチュッとキスをして部屋を出て行った。
三人目を出産してから三ヶ月が経って、今日は慎矢さんは本部の人達との飲み会に出掛けた。