わたしはまた恋をする ~年下の彼~


悠斗君がムッとしてるのが伝わってくる。


「年は?」

「え?」

「年上?年下?それともタメ?」


どっちかって言うと…


「…タメがいいかなぁ?」


悠斗君はじゃがいもをテーブルに置いてため息をついた。


「…亜矢って3月生まれだろ?」


なぜ私の誕生日知ってんの?と疑問が沸くけど。


「うん。3月29日」


「俺は4月生まれだ。しかも4月3日」


「…へぇ」


「たかだか数日遅く生まれただけで、学年が違うんだ。俺達。」


はぁ。


「だから俺は亜矢が年上だなんて思ってねぇ」


ん?


「俺達はタメだ。そのつもりでいろよ?」



…なんでそうなるのよ?

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