わたしはまた恋をする ~年下の彼~
「悠斗はごまかしたけど、多分また…悠斗の父さんとなんかあったのかもしれない。
前にもそんな事あったから…」
二人共、悠斗君を心配しているのがよくわかる。
「亜矢ねーちゃんにこんな事頼むのは変かも知れないけど、悠斗に電話してやってくれないかと思って…
アイツ、亜矢ねーちゃんには用事があって勉強会に出れないって言ってくれって念を押してたよ」
その時、私は悠斗君に電話しようと初めて思った。
こんな話を聞いた同情からじゃなくて…私自身の気持ちが分かったから。
私、悠斗君の声を聞きたい。
悠斗君に、会いたい。