キミのトナリ
第2章
膨らむ気持ち
7月...
夏休み目前の頃
俺たちは沖縄へ修学旅行にやってきた。
1日目の宿泊するホテルでは、男女交互の部屋という珍しい部屋設定だった。
誰かが仕組んだかのように俺は碓氷の隣の部屋になった。
その夜...
俺は夕食と風呂を済ませ、ダチと3人部屋でくつろいでいた。
そこへ突然ドアをノックする音が聞こえた。
ドアを開けると内田と菅野が立っていた。
「内田と菅野?何かあったんか?」
「あんた達を誘いに来たのよ」
「何に?」
「私らの部屋によ!チャンスでしょ!!」
「ちょっと待って。岡野たちにも聞くから」
俺は部屋の中で待つ岡野と杉下に聞きに言った。
すると2人はテンション高々と言った。
「そんなん行くに決まってんだろ!」
俺たちは入口で待つ内田と菅野の元へ向かう。
「やっと来た~今亜莉紗お風呂だから部屋入って待っとこ~」
こうして俺たちは女子3人の部屋へ向かった。