キミのトナリ


窓際の後ろから二番目の席


それが彼女の席だった



両肘を机の上に立て、自分の顔を支えて特に何もない場所をただボーっと見つめている



いゃ、何も見ていなくてただボーっとしているだけかもしれない




そんな彼女のことを俺はとても気になった



気が付いたら声をかけていた


「碓氷…どうかしたの」


碓氷は突然のことに驚いて目を見開いてこっちを見てる


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