彼は教育実習生
「好きだよ。マコ」
私を抱きしめて優しいキスをしたんだ。
私は信じられなくて、でもうれしくて。
先生は
「もうオレのモノだからな」とイタズラに笑った。
「本当は教室の時だって、抱きしめたかったんだ」
「でもいちおう先生だから耐えたのに」
と悔しそうな辛そうな顔。
「ずっとずっとマコの事が忘れられなかったよ」
「オレの彼女になって」
先生の手が私の頬を触る。
私は夢みたいで、すごくうれしくて、先生を見上げて…
「はい」と返事した。
信じられない。
私はうれしくて大泣きしてしまった。
「大好きぃ。センセイ」
もう泣き顔で顔もぐちゃぐちゃだろう。
「先生じゃないだろ。今はもう普通の大学生だ。名前で呼んで。マコ」
「大好きぃ。奏太」
「かわいい」"んっ…"
私たちは、
甘い、甘い、優しいキスを繰り返した。