気づかなければよかったのに
Ⅷ
あなたが笑ってる
あなたが笑ってる顔初めて見た
それは一番心に刺さる感じで
オフィスの廊下を歩いているとふとあなたの横顔がみえた
そのまま進む
笑ってる…
お相手は私より背が低く華奢な女の子。黒髪が肩ぐらいまであって私より年上なのに童顔。そしてオシャレ。メガネをかけているけど、話しかけると笑顔で応えてくれる感じのいいかわいい人。同性の私でも男だったら彼女にしたいと思うような子。
身長差はあるけど、お似合いとはいえないけど、なんとなく、その状況を受け入れている私がいた
“なんだ、そういう顔できる人、いるんじゃない…あの子じゃしょうがないよね”
だから気づいた
“…あれ?こんなこと思うなんて…私いつの間にか彼を目で追ってた?”
“…私…もしかして…イヤイヤ!!断言するのはまだ早い!!気になるだけ”
……でも…
私は立ち止まる
今来た道を振り返る
誰もいないただの廊下が続いてる
だったらなぜ胸が苦しいような悲しいような空っぽのような
そんな
たとえようのない気持ちになるの?
あなたが笑ってる顔初めて見た
それは一番心に刺さる感じで
オフィスの廊下を歩いているとふとあなたの横顔がみえた
そのまま進む
笑ってる…
お相手は私より背が低く華奢な女の子。黒髪が肩ぐらいまであって私より年上なのに童顔。そしてオシャレ。メガネをかけているけど、話しかけると笑顔で応えてくれる感じのいいかわいい人。同性の私でも男だったら彼女にしたいと思うような子。
身長差はあるけど、お似合いとはいえないけど、なんとなく、その状況を受け入れている私がいた
“なんだ、そういう顔できる人、いるんじゃない…あの子じゃしょうがないよね”
だから気づいた
“…あれ?こんなこと思うなんて…私いつの間にか彼を目で追ってた?”
“…私…もしかして…イヤイヤ!!断言するのはまだ早い!!気になるだけ”
……でも…
私は立ち止まる
今来た道を振り返る
誰もいないただの廊下が続いてる
だったらなぜ胸が苦しいような悲しいような空っぽのような
そんな
たとえようのない気持ちになるの?