会えなくても、、


いつものように
夜電話をしていた時


「あのね、翔君」

いつもになく
真剣なあたしに
翔君は驚いたように
返事をした

『おうっ どした?』

「‥あたしね
翔君が好きなんだ‥」

いっちゃった‥

『俺も好きだよ★』

いつもと変わらない
様子で言う翔君、

え‥翔君‥
わかってないよ

「ちがうよ翔君
あたしが言った
好きっていうのはね‥
あのー‥」

言葉が出ない

『ん?』

「あのね‥
友達としてじゃなくて
男としてっていうか‥」

伝わんない
どうしよ‥

『もういいよ
わかったよ
だから俺も好きだって
いってんじゃん?』

「嘘つくなぁ‥」

まじ泣きそ‥
声ふるえるし

『こんな嘘つかねぇ

‥じゃぁこれで信じて?
俺の女になれよ』
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