意地悪王子とお姫様









「………あっ!!!」









目の前を見ると、ケータイを開いていた咲貴君がいた。










「……ん?」






咲貴君が私を見た。






絶対、変だとか思ってる…。


その隣で、啓は下を向いて肩を揺らして笑っていた。



………糞野郎……。







「……これ、お前が送った?」



私を見て、咲貴君がケータイを見せる。



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