独白・骨


でも結局、こうして仕事──いや、月か、君か。


僕にとってはどれも一緒だけれど。


そう、でもいつも君と月のことを考えている。


主任に言わせれば、それはきっと職権濫用。


だけど、どうしても君を月に連れていきたくて探査機の片隅に乗せてもらった。



君と同じ名前。

『さくや』に。









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