神々の歌
バルドは、スタスタと千鳥足の給金係の方に歩き、給金係の顔を鷲掴みしました。

給金係は、バルドの腕から逃れようともがいてます…
バルドは、自我を忘れるくらいの憎しみに溺れ願いました。


『燃えろ』


すると…鷲掴みにしたバルドの掌からパチパチと火の粉が舞い、給金係の頭とバルドの掌は炎に包まれ、給金係は断末魔の叫びを上げ…


絶命しました。


給金係の断末魔の叫びのせいで、裏路地の扉が開き、ヒラヒラ布をはためかす大男と黒焦げの頭の給金係を目にするスラム街の人々…


バルドは意識を取り戻した。
バルドは、とっさにその場から逃げたしました。


理由は…人を殺した事からです。
でも…それとは違う変な喜びを感じました。

バルドは抜け出せない魔の道に足を踏み入れました…
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