柘榴
キシ
「こんな所で立ち話も何ですし、ちょっと案内したい所があるんで、そこでどうでしょう?」
「良いわよ。歩きながら、話しましょう」
そうして二人で歩き出した。
「久し振りね」
「そうですね。あなたと会えない間、もう気が狂うかと思いましたよ」
「あっそ」
コイツはいっつもこんな調子なので、アタシはまともに相手をしなかった。
そう、一ヶ月前までは…。
「あっ、危ないですよ」
肩を捕まれ、引き寄せられる。
考えをしていたせいで、前から来た若いカップルにぶつかりそうになっていた。
「良いわよ。歩きながら、話しましょう」
そうして二人で歩き出した。
「久し振りね」
「そうですね。あなたと会えない間、もう気が狂うかと思いましたよ」
「あっそ」
コイツはいっつもこんな調子なので、アタシはまともに相手をしなかった。
そう、一ヶ月前までは…。
「あっ、危ないですよ」
肩を捕まれ、引き寄せられる。
考えをしていたせいで、前から来た若いカップルにぶつかりそうになっていた。