柘榴
ぎりっと歯噛みした。
「それにしても…」
赤ペンを置き、キシは真面目な顔になった。
「ボク以外の人間が、あなたの料理を用意するなんて許せませんね!」
…スルーすることにしよう。
「でも目的は? あたしの血族のことを知ってか、あるいは的外れか」
「う~ん。…でもヒミカの血族の方、そうそう派手には動きませんよね? 恨みをかうこともないのでは?」
「フツーなら、ね。ただウチの血族に敵対している一族も存在する。でもそいつ等とも考えにくいのよね」
お互い、秘密な存在だ。
そうそう目立った行動はしない。…というか、できないハズだ。
「それにしても…」
赤ペンを置き、キシは真面目な顔になった。
「ボク以外の人間が、あなたの料理を用意するなんて許せませんね!」
…スルーすることにしよう。
「でも目的は? あたしの血族のことを知ってか、あるいは的外れか」
「う~ん。…でもヒミカの血族の方、そうそう派手には動きませんよね? 恨みをかうこともないのでは?」
「フツーなら、ね。ただウチの血族に敵対している一族も存在する。でもそいつ等とも考えにくいのよね」
お互い、秘密な存在だ。
そうそう目立った行動はしない。…というか、できないハズだ。