柘榴
「あら、本当? 嬉しいわぁ。あそこ、わたしの姉がやっているのよ」
「ええ、姉妹揃って美人ですね」
「まあお上手ね。ヒミカちゃんにゾッコンなのに」
「えっ!?」
カガミさんはアタシを見て、クスクス笑った。
「『大事な女性の為に、美味しい料理を作りたい』って言ってきたのよ。ほら、わたし宣伝を担当しているでしょう? だから料理教室にも詳しいんじゃないかって、尋ねて来たのよ」
もしかして容疑者5人全員にバレるのか!?
思わずフラッ…とするも、二人はニコニコと話を続ける。
「ちょっと待ってね。…ああ、あった」
机の上のファイルから、チラシを取り出し、アタシに差し出してきた。
「あっ、どうもです」
「ええ、姉妹揃って美人ですね」
「まあお上手ね。ヒミカちゃんにゾッコンなのに」
「えっ!?」
カガミさんはアタシを見て、クスクス笑った。
「『大事な女性の為に、美味しい料理を作りたい』って言ってきたのよ。ほら、わたし宣伝を担当しているでしょう? だから料理教室にも詳しいんじゃないかって、尋ねて来たのよ」
もしかして容疑者5人全員にバレるのか!?
思わずフラッ…とするも、二人はニコニコと話を続ける。
「ちょっと待ってね。…ああ、あった」
机の上のファイルから、チラシを取り出し、アタシに差し出してきた。
「あっ、どうもです」