柘榴
「何ならわたしから、姉に話しておきましょうか? 今実家に帰っているから、すぐにでも話できるわよ?」
「大丈夫ですよ。こちらで全て済ませますから。それよりカガミさんは、お体を大事になさってください。お子さん、今が大事な時でしょう?」
「もう安定期に入ったから平気よ。あっ、ちなみに場所はここからバスで5つ先に教室があってね。実家でやっているの。気が向いたら、いつでもどうぞ」
「ありがとうございます。それじゃあ、失礼します」
「しっ失礼します」
カガミさんに頭を下げて、アタシとキシはフロアに出た。
「…こう言っちゃなんだけど、カガミさんだけは容疑者だとは思えないわ」
「そうですね。まあ妊婦ですけど」
そう言うキシは、どこか冷めている。
「…何か冷たい反応ね。カガミさん、良い人じゃない」
「別に彼女が嫌いなワケではないですよ。どうでもいいだけです」
……あっさりとんでもない言葉を返しやがった。
「大丈夫ですよ。こちらで全て済ませますから。それよりカガミさんは、お体を大事になさってください。お子さん、今が大事な時でしょう?」
「もう安定期に入ったから平気よ。あっ、ちなみに場所はここからバスで5つ先に教室があってね。実家でやっているの。気が向いたら、いつでもどうぞ」
「ありがとうございます。それじゃあ、失礼します」
「しっ失礼します」
カガミさんに頭を下げて、アタシとキシはフロアに出た。
「…こう言っちゃなんだけど、カガミさんだけは容疑者だとは思えないわ」
「そうですね。まあ妊婦ですけど」
そう言うキシは、どこか冷めている。
「…何か冷たい反応ね。カガミさん、良い人じゃない」
「別に彼女が嫌いなワケではないですよ。どうでもいいだけです」
……あっさりとんでもない言葉を返しやがった。