Fly
潤「とりあえず、リーダー。俺、意味気になってんだから、教えて?」
智「うん、いいよ。」
翔「連、買い物しといで。そこの公園にいるから。」
「わかった!!」
連が走り去った後、五人は公園に向かった。
智はベンチに座る。
雅音はぶらんこに乗り、和架は智の隣。
潤瀬は時計台に寄り掛かり、翔は潤瀬の隣に寄り掛かった。
潤「で、意味は?」
智「簡単に言えば、連の心だと思う、おいらは。」
智は淡々と話す。
智「連は支えがなきゃ、生きてけないし、連の笑顔がなきゃ、おいら達だってつまんないじゃん。」
和「…確かにね。」
智「答えなんか知らない。
でも、連が必要とするものは大切。
おいら達の学んできたことでしょ?
理由なんかいらないんだよね、結局。」
翔「智君なりの答えは?」
智「笑ったから。」
雅「え…?」
智「おいら達が笑って、連が笑ったから。
連がさっき微笑んだのは、楽しかったし、笑いたかったから、だと思う。」