Fly
「…連はまだ、この世界の怖さを知らないから。」
「それでもいいの。
殺されそうになっても、また新しく未来を見るの。
私は、神様に捨てられるまで必死で生きる。」
「…連が良いなら、私は文句言わないよ。」
「うん、ありがとう。」
連はふわっと笑った。
「てゆーかさ、連。
何で腰に拳銃ぶら下げてんの?」
「ん?自分の身を守るために持ってきたの。
2つもあるんだよ〜。」
「…段々、危ない子になってきたよ…。」
「飛鳥のことも私が守っちゃうからね!」
「まぁ、期待しとくよ。
小さなお姫様。」
「まかしとけっ!」
強くなる。
そう誓ったから。
自分の身は自分で守る。
きっと大丈夫。
これからが、私の本当の未来になる。
続く。