Fly
それぞれ、授業を受けて今は家の中。
「あー、楽しかった!!」
翔「よかった。」
翔が安心したように、ふんわりと笑った。
智「こうやって、新しく学校を探検するのも意外と面白いね〜?」
和「くったくたなんですけどね。」
潤「ま、連が楽しかったんだから結果オーライだろ?」
雅「だよね!!」
みんなもにこにこ。
和「じゃ、晩飯作る?」
翔「まだ大丈夫っしょ。
5時だしさ。」
みんなで大きな一つのソファーに腰掛ける。
左から、潤瀬→翔→雅音→連→和架→智。
翔「なんか、すげぇほっとしたぁ…。」
「どうして?」
翔「だって、教師に気に入られてるとか連が知って、嫌われるかと思った…。」
「ふふっ、ありえないよ〜!
みんなのこと、大好きだもん!」
翔「ははっ、さんきゅー!」
好き嫌い、誰にだってある。
でも、それを本人に言うと傷付くから。
人間には個性があり、色々な性格がある。
生かすか殺すかなんて、僕らの勝手でしょう?
大切なのは、“人を思いやる気持ち”。
まっすぐに、君に届け。
続く。