Fly
「また、来るからねっ!
絶対、絶対!来るんだからね!!」
連は涙目になりながら、加瑠也達と約束をした。
その日の放課後―…
校長「連さんには、合わなかったみたいですね。」
校長先生は優しく微笑んだ。
「そんなことないです!
すごく楽しかったから!」
校「そうですか。では、また来て下さい。
クイーンは、あなたをお待ちしてますよ。」
校長先生は、もう一度にっこりと笑うと、呪文を一つ、唱えた。
校「また会う日まで、姫君。」
和「すぐ呼んで下さいよ?」
雅「待ってるからね!」
智「きっと大丈夫。」
潤「俺らがお前を守るから。」
翔「だから、笑ってて。」
「うんっ!」
連は地上へと戻された。
――――――…
「…んっ。」
目を覚ますと、朝日がとても綺麗だった。
「…帰って来たんだ。」
連は寂しそうに微笑む。
しかし、すぐに…
「さーってと!いつまでも、くよくよしてはいられませんよ!
旅を続けますかな!」
元気にいっぱいの笑顔に戻り、森の中を歩き出した。
神様、僕らは間違ってはいませんでした。
続く。