春夏秋冬
アキはそれに気付いている。
俺は別に嫌とは思ってないこと……。
「隣、いいでしょ?」
「……勝手にすれば」
ここでいつも否定しないからだろうけど。
アキはここに来ても特に何もすることはない。
ただ少し話しながら放課後をのんびり過ごすだけ。
さすがに冬はのんびりとはいかねぇけど。
それは、ただなんとなく習慣になっただけ。
別に付き合ってるわけじゃないし、友達かと聞かれれば判断に困る。
それでも俺はコイツが好きだけど。
微妙な関係だ。