春夏秋冬


「……えっと……」

「ん?」


口ごもるアキから早くその言葉が聞きたい。


期待してるんだ。

ワクワクしてるんだ、これからの未来に。


「あの……だから……その……」


まだかまだかと待ち構える俺に、ついにその言葉が放たれた。


「……好き、だから……隣にいたいの。ナツの隣……」


ずっと待ってた、その言葉。


「なに言ってんだよ?」


俺の隣は、アキ以外の誰も受け付けねぇんだよ。


「お前の居場所は俺の隣だろ?」


end...
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