リスカ男、波乱の日々
「かれーん、そろそろ入っても良いかな。」

「父さん、ちょうどよかったわ、

彼を看てちょうだい。」

入ってきたのは佳恋の父親だ。

医師として働く彼は、学会の帰りに

佳恋と会う約束をしていた。

佳恋の彼氏を見るつもりだったのだ。

それがこんな出会いになろうとは。
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