リスカ男、波乱の日々
「そんなものは恋愛じゃないんだよ。

彼の通院歴を見れば、救うということが

単純なものじゃないとわかるはずだ」

「彼のことを調べたの?」

佳恋は思わず立ち上がった。

「いや、彼の父親が来てね。

さっき担当医に話したんだ。

こうやってかつぎ込まれるのは

初めてでないと…」
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