My girl
そう言って一見甘そうだけど…毒を含んだセリフを吐いてみせた。
裸の体を惜しみなくさらけ出し、俺の胸にピタッとくっつく。
まぁ……
シーツで体が隠れてるってのもあるだろうけど。
あんまり恥ずかしがらないのは、やっぱあの男の影響だろうか。
そう思うと……すごく妬けた。
「風邪引いたら大変だから……服は着よう?」
それはこのまま素肌を寄せ合って眠るのは気持ちいいけど。
さっき美桜が心配してくれたように……
俺の体が持たないかも
「んー……」
腕の中で丸まりながら、生返事をする美桜はすごく眠そうだ。
「俺が着替えさせてあげようか?」
首筋から胸のラインをツツ……と指を滑らせていって
その指が胸の頂にさしかかる直前
「き、着替える……!」
まるで尻尾を踏まれて飛び起きたネコのように、ガバッと起き上がった。
――…でも
「美桜……見えてる」